宮ティーハウス

“宮のあしたの畑”に位置する宮ティーハウスは、2023年に制作された《Field of Stars》に隣接して展開されます。
建築家アンナ・へリンガー、陶磁器作家マーティン・ローチ、左官職人・中須仁隆、ワークショップ参加者、そしてTOMORROWによる共同制作によって進められているコラボレーション作品です。

UNESCOのサステナブル建築の教授を務めるへリンガーとローチは、人間の暮らしに由来する気候変動を鑑みて、未来の環境づくりのあり方を模索する中で「100%、地球」を掲げ、土に還る作品を制作しています。
TOMORROWは、京都の数寄屋建築の左官仕事で活躍する中須仁隆とともにヨーロッパの環境意識と京都の伝統技術を融合。
世代や国境を超え、土と向き合う制作過程を共有するワークショップで意識と技術を伝授する機会を提供し、地域の土を用いた版築による地域の集会所となるティーハウスづくりに挑んでいます。

さらに、太古から人々の営みが続く丹後の風土を生かし、当時の大陸との文化交流に想いを馳せながら、韓国の文化財団が運営する伝統食を提供するレストランOnjiumと連携し、”茶”を作る試みを進めています。
宮のあしたの畑には、料理人との対話から選ばれた草木が植えられ、ティーハウス完成時には、プロジェクトのために制作される茶器とともに、草花や実を用いたオリジナルブレンド茶が振る舞われ、アート体験をより豊かなものにすることを目標としています。

 

入場料
無料

 

駐車場
竹野神社の駐車場をご利用ください。

 

営業時間
常に公開(但し、ティーハウスの外側からのみご見学ください。)

 

制作年 | 2025-

(版築)
素材|宮の土
アート・コンセプト|アンナ・へリンガー、マーティン・ローチ、TOMORROW
制作|アンナ・へリンガー、マーティン・ローチ、ワークショップに参加くださったみなさん、TOMORROW
制作協力|中須左官店、(株)大村工務店ハーモニーライフ
アドバイザー|アトリエ九間、金田充弘

(植物)
コンセプト|ONJIUM、TOMORROW
制作協力|梅鉢園