
SEA BRIDGES
あしたの畑では、韓国の文化遺産研究所「ONJIUM(オンジウム)」と、美術と食を通じて互いに学ぶ機会を創出することを目的とする共同プロジェクト『SEA BRIDGES』を2025年6月より始動します。
古代には海を越えた文化交流が活発に行われていた京丹後と韓国。
共同企画の第一弾となる2025年は、「私たちの未来の食卓(SEA BRIDGES: Our Future Meal 2030)」をテーマに、食と工芸に焦点を当てたイベントを京丹後とソウルで開催します。
食のコラボレーションでは、Onjiumと縄屋による、それぞれの地域の食材と調理技法を活かした季節の特別メニューを提供するランチ・ディナーを開催します。
工芸のコラボレーションでは、京都の唐紙作家「かみ添」、大工でありながら木版画の制作も行う「金沢木制作所」、京表具の技を受け継ぐ「藤田雅装堂」が参加。
ONJIUMの「Food Studio」、「Clothing Studio」とともに、日本、韓国の文化や技を表現します。
食のコラボレーション
私たちの未来の食卓(SEA BRIDGES: Our Future Meal 2030)

【日本(京丹後)】
日程 |2025年6月7日(土) ディナー18:30~
2025年6月8日(日) ランチ12:00~ /ディナー18:30~
会場 |魚菜料理縄屋(京都府京丹後市弥栄町黒部2517番地)
参加費|30,000円(税別、ドリンク代別)
※ランチ・ディナー同一価格
定員 |各回10人
予約 |2025年4月1日より、縄屋の公式サイトで予約受付を開始
※京丹後でのイベント参加者の方には、「あしたの畑」の施設を巡るガイドツアーもご用意しております。6月7日(土) は午後4時から、6月8日(日)は午前11時からと午後4時からの2回。所要時間は約1時間、参加費は2,000円(税別)/人。

【韓国(ソウル)】
日程 |2025年10月31日(ランチ&ディナー)
会場 |Food Studio, ONJIUM (494 Jongno District, Hyoja-ro, Seoul)
参加費|300,000KRW(税別、ドリンク代別)
定員 |各回25人
予約 |2025年8月より、ONJIUMのウェブサイトで予約受付を開始予定
工芸のコラボレーション
「Clothing Studio, ONJIUM」は、韓国の伝統織物「羅(ラ)」を使用した衝立を制作します。
また、京都の唐紙作家「かみ添」は、「金沢木制作所」の金沢健幸氏、京表具の技を受け継ぐ「藤田雅装堂」とともに、ONJIUMが提供する朝鮮時代の「四君子牡丹文様(しくんし ぼたん もんよう)」を四曲の屏風に仕立てます。織物と紙、それぞれの表現が対話するかのような展示を試みます。

高麗時代の「四君子牡丹文様」
【韓国(ソウル)】
展示期間 | 2025年9月3日(水)~10月31日(金)
会場 | ONJIUM (49, Hyoja-ro, Jongno-gu, Seoul)
【日本(京丹後)】
展示期間 | 2025年11月10日(月)~11月24日(月・祝)
会場 | 京都府京丹後市間人
※会場は決まり次第、あしたの畑のウェブサイト、SNSで告知します

ONJIUM
韓国文化のアイデンティティの根源を深く理解し、発展させ、受け継ぐことを使命とし、Joongang Hwadong財団の支援のもと2013年、ソウルに設立されました。理論、技術、精神の鍛錬を通して、創造的な次世代の職人を育成しています。また、食·衣·住の領域それぞれのスタジオが同じ空間で協力しあい、他機関や専門家と連携することで、新たな可能性を切り拓いています。こうした取り組みを通じて、過去と未来をよりよくつなぐ架け橋となることを目指しています。
また、ONJIUMが運営する韓国伝統料理レストラン「ONJIUM」は、ミシュランガイドにて6年連続一つ星を獲得し、「ASIA’S 50 BEST RESTAURANTS」では現在21位にランクインするなど、国内外で高い評価を受けています。